故人にゆかりのある場所ですることが多いお別れの会

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2017年08月07日

現在の日本では、葬儀を行う場合にはそのほとんどが仏式で行っています。一般的な形の流れとしては、お通夜、そして翌日に告別式を行います。しかし、以前に比べると葬儀の形態は多様化しています。家族と親しい人のみで行う家族葬や火葬のみの直葬など、一般の参列者をお断りする場合もめずらしくありません。

けれども、その場合には後日お別れの会を行うことが多いようです。これは、葬儀を行わなかった場合には故人と親しかった友人などを招きます。主催するのは家族の場合だけではなく、友人が集まって会を催すこともあるようです。

宗教的な儀礼を行うわけではないので、会場も自由に選ぶことができます。故人の生前の暮らし方や趣味などによって、その人柄を偲び、語り合うのに最適な場所を選ぶこともあります。お別れの会を催す時期は決まってはいませんが、あまり日にちがたってしまう前に行うことが多く、まだ遺族の悲しみも家ていない時期ではあります。

そのため、遺族に対する配慮は欠かせませんが、悲しいだけの会ではなく、故人の在りし日を集まった人たちで語り合ったり、故人がだった歌を歌ったり、明るい雰囲気も感じられることが多いそうです。葬儀ではないので、お別れの会の場所の選び方は故人が生前気に入っていたところなどゆかりのある場所を考えるのが良いようです。

もちろん遺族の都合や希望も考慮しなくてはなりません。遺族側が主催する場合は問題ありませんが、友人などの有志が行う場合には、特に遺族へのお悔やみの気持ちを忘れないようにすることが大切です。

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